2022年3月22日 / 最終更新日 : 2022年4月11日 稜威会本部 資料集禊の誕生(5) 禊の誕生(承前) 川面先生と奈雪鐵信翁 鬼谷僊史 つづいて二十一日、二十二日も例の通り朝夕二回の御神前の行事を終って、奈雪翁は心静に神慮りしつつありし際、突然相州大山高津神の襲来に会し、一室に雄健び始めたが、間もなく天 […]
2022年3月3日 / 最終更新日 : 2022年3月3日 稜威会本部 資料集禊の誕生(4) 禊の誕生(承前) 川面先生と奈雪鐵信翁 鬼谷僊史 この日の夕まぐれ、雪の小歇みになったのを幸に、先生は奈雪翁を伴はれて、怒濤天を拍つ相模灘の岸に出られ、第一期寒中禊の始禊祭を行はれると、海は荒れに荒れて風力益々強く、そ […]
2022年2月5日 / 最終更新日 : 2022年2月5日 稜威会本部 資料集禊の誕生(3) 禊の誕生(承前) 川面先生と奈雪鐵信翁 鬼谷僊史 この神聖なる壮挙の実行せらるゝことを聞き伝へたる男女同人は、我も我もと先きを争って先生の許に押しかけ「先生どうか私も今回のお禊にお伴れくださりますやうに」と云って参加を […]
2022年1月25日 / 最終更新日 : 2022年1月25日 稜威会本部 資料集禊の誕生(2) 禊の誕生(承前) 川面先生と奈雪鐵信翁 鬼谷僊史 時は何でも日露戦争後幾年か経った頃のやうに聞いて居りますが、何でも翁が日本橋の中洲へんに一戸を持って、病気治療と予言を行って居られた時に、本会理事の愛敬利世氏が頑強な疝 […]
2022年1月15日 / 最終更新日 : 2022年1月15日 稜威会本部 資料集禊の誕生(1) 禊の誕生 川面先生と奈雪鐵信翁 鬼谷僊史(*1) 何事にてもすべて皆誕生日を有(も)たぬものはありませぬが、我等の寒中禊のお誕生日を跡(たづ)ねて見ますと、それは即ち明治四十二年一月十八日、則ち今から二十三年前に当たるの […]
2021年12月22日 / 最終更新日 : 2021年12月22日 稜威会本部 資料集文山見聞記(10) 文山見聞記(10) 中村三郎 其の後多忙の為や、色々の事情の為に、久しく其の記事を中絶して居ましたが、諸方の同人各位より其の続きを出せと勧められますから、本号から復た予が先師の左右に仕事して見聞した事柄を […]
2021年11月27日 / 最終更新日 : 2021年11月27日 稜威会本部 資料集文山見聞記(9) 文山見聞記(9) 中村三郎 某年六月二十一日。此の夜、師の褥裏談片、次の如し。 問、釈尊の所謂正覚は如何。 師曰く、祖道に在りては是れ初門のみ。即ち和身魂を統一調和したる大客観的境裏の忘我なり。換言すれば、 […]
2021年11月17日 / 最終更新日 : 2021年11月17日 稜威会本部 資料集文山見聞記(8) 文山見聞記(8) 中村三郎 六月二十一日、本日来訪した瀧本中尉から、容易ならぬ大事を聴いた。それは、 猶太民族が、嫉妬と怨恨憤怒とを晴らさむが為めの、残忍非道の大陰謀の秘密書の一件で、その内容は真に世界人類 […]
2021年11月1日 / 最終更新日 : 2021年11月1日 稜威会本部 資料集文山見聞記(7) 文山見聞記(7) 中村三郎 六月十七日、此の日師は久し振りにて千駄木の岩屋戸に息(いこ)はる。 杜宇(ホトトギス)なくや羽ぶきに風起り 庭橘の花綻びむとす 同廿日、師、食後閑談の序に、懇篤なる訓話あり。曰く、 誰人でも […]
2021年10月13日 / 最終更新日 : 2021年10月13日 稜威会本部 資料集文山見聞記(6) 文山見聞記(6) 中村三郎 文山曰く、本稿は、師が上野に於いて例会席上の御講演の要領丈けであります。今、当時の日記を読み、之を今日の世態に鑑み、慷慨更に新たなるものあり。茲にこれを公表して同人 […]